どうも、nippa です。
Python のパッケージ管理に Poetry を利用していますが、バージョン 1.2 がリリースされたので、1.1 から 1.2 へアップデートしてみました。
いくつか設定変更がありましたので、記事にしておきます。
環境
- macOS 12.6
- poetry 1.1.14 -> 1.2
Poetry 1.2 の変更点
- poetry インストラーの URL が https://install.python-poetry.org に変更
- python2.7 でのプロジェクト管理サポート終了
- python 2.7, 3.5, 3.6 のランタイムサポート終了
- 依存関係グループ機能を実装
- Plugin 機能を実装
- self add が可能に
詳細は公式のブログを参照してください。
Poetry の新規インストール
Poetry のインストール用の URL が変更になっているので、メモしておきます。
# Linux, macOS, Windows (WSL) curl -sSL https://install.python-poetry.org | python3 - # Windows (Powershell) (Invoke-WebRequest -Uri https://install.python-poetry.org -UseBasicParsing).Content | py -
1.1 の URL は以下です。
$ curl -sSL https://raw.githubusercontent.com/python-poetry/poetry/master/get-poetry.py | python3 - --uninstall
Poetry 1.1 -> 1.2 へのアップデート
poetry のアップデートは以下のコマンドで行えます。
poetry self update
アップデートにより、パッケージ管理パスが変更になっていますので、手動で修正する必要があります。
# バージョンの出力 poetry --version # 出力結果 Configuration file exists at /Users/<user>/Library/Application Support/pypoetry, reusing this directory. Consider moving configuration to /Users/<user>/Library/Preferences/pypoetry, as support for the legacy directory will be removed in an upcoming release. Poetry (version 1.2.1)
以下のような違いがあります。
# 1.1のパッケージ管理パス /Users/<user>/Library/Application Support/pypoetry # 1.2のパッケージ管理パス /Users/<user>/Library/Preferences/pypoetry
パッケージ管理ディレクトリの移動を行います。
mv /Users/<user>/Library/Application\ Support/pypoetry /Users/<user>/Library/Preferences/pypoetry
移動後は、パッケージ管理パスに関する出力が表示されなくなります。
感想
メジャーバージョンが変更になると、こういった変更が出てきます。
時間がかかるときがあるので、記事に残しておきます。
ではでは、また次回。