どうも、nippa です。
Windows の WSL2 上で python の仮想環境を構築したく、pyenv をインストールして python の仮想環境を管理しようとしたころ、python の build がすんなりできなかった ので備忘録代わりに記事にしておきます。
環境
- Windows 10
- pyenv v2.3.31
Pyenv のインストール
- git でソースコードを clone する
git clone https://github.com/pyenv/pyenv.git ~/.pyenv
- pyenv の初期化
pyenv init
- ログインシェルの再起動
exec -l $SHELL
git clone https://github.com/pyenv/pyenv-update.git $(pyenv root)/plugins/pyenv-update
Pyenv で python 仮想環境の構築
インストール可能な Python バージョンを確認します。
pyenv install --list
素の python の場合、バージョン番号になります。anaconda、miniconda もインストール できるので、環境の後始末にも便利なので、素でインストールするより後始末が簡単です 。
pyenv install 3.11.2
インストールした python バージョンを global にセットします。ユーザーログイン後、 デフォルトで使われる python になります。
# global環境のpythonを指定します。 python global 3.11.2 # 指定されているかの確認をします。 pyenv versions
Python のビルドで遭遇したエラー
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install gcc
make コマンドが見つからない
以下のコマンドで、make コマンドをインストールします。
sudo apt install make
複数の開発用のライブラリが不足している
python の標準ライブラリで必要な開発用をインストールします。
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install build-essential libbz2-dev libdb-dev libffi-dev libgdbm-dev liblzma-dev libncursesw5-dev libreadline-dev libsqlite3-dev libssl-dev tk-dev uuid-dev zlib1g-dev
上記の対応で、python の build に必要なコマンド・ライブラリはインストールできます 。
感想
今回、Windows の WSL で python の仮想環境を作る必要があり、生じたトラブルをまと めておきました。
知っていればどうってことはありませんが、知らないと苦労します。
あとから、python が動かないとかもありますので、環境は正しく構築しておきましょう 。
ではでは、また次回。