どうも、nippa です。
エンジニアをやっているとどうしてもクライアントとの仕様や工数で、主張のすり合わせが発生します。
双方にとって良い交渉にするために、交渉をどのように行えばよいのか、考慮するべき点はどこなのかを全般的に学ぼうと思い、
「論理的思考と交渉のスキル 著者:高杉 尚孝(Amazon リンク)」を読んでみました。
2003 年に出版されており、毎年増刷されていた本です。
著者について
この本の読み方
冒頭の方で述べられていますが、この本は交渉の指南書という立て付けになります。
そのため最初から最後まで通読するというよりも、「交渉」というものに対して、自分が足りない部分、現在問題になっている箇所を把握して、そのトピックに関する部分を読むような形をおすすめします。
指南書のため通読すると
あれもこれも・・・となり、読み終えた頃にはほとんど身につかなかった。
というこになりかねません。
また、各章末に章のまとめがありますので、そちらに目を通してから章を読むと理解しやすいと思います。
学べる内容
簡単にまとめると以下のような内容を学ぶことができます。
- 良い交渉の定義
- 交渉に必要な論理的な考え方
- 交渉用の文章の書き方
- 交渉の準備をするにあたり必要なもの
- 悪徳交渉に出くわしたときの対処
- 交渉をうまく行うための振るい舞・心構え
- 交渉での相手の心理
交渉での心理(8章)はとても興味深い内容でした。
感想
エンジニアといえど、日頃から仕様や要件の交渉、トラブル発生時の今後の対応など、意外とクライアントと交渉するタイミングが多いです。
特にプロジェクトマネージャーやチームリーダーの立場を任されるようなときは必須のスキルになると思います。
そういったときに、交渉がどうあるか知っているだけでも対応が全くかわってくると思います。
フリーランスであれば、契約交渉の機会もありますので、そういった場面でも使えるスキルになります。
日本人は交渉が下手と言われがちですが、訓練すればどうとでもなるものだと思います。
ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
ではでは、また次回。
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